『レビュー in Kyoto』感想・4

OSK

●ラテンではガンガン花道を通っていって楽しそうだった(私は3階席だったのであんまり関係なかったが)。

宝塚であれOSKであれ、袖が段になっていてびらびらしてギラギラ光るラテン衣装ってぶっちゃけ
「ありえねー誰が着るんだコレ舞台以外ではまずお目にかからないぞ」
と言いたくなるような衣装なんだが、それをなんの違和感もなく着こなすスターさんたちにはある意味ひれ伏したくなります。

ほんと、舞台って祝祭空間だわぁ。

●ジャポネーゼの場面はカブキっぽい。(本物の歌舞伎じゃなくて、カブキロックス的な…って通じるんだろうか)
レディガガの「ポーカーフェイス」などを使いながら歌い踊る。

桐生さんは派手なカツラが似合うなー。
異形のものとかがすごくハマる。
はっとするような迫力と美しさだ。

何年か前の武生公演を思い出したよ。『源氏物語』で竜王みたいなのやってたよね。
(そして私の桐生さんのファーストインプレッションが「ポンタンとスータン」の片割れ(タヌキ)であることを思い出す……あとは商家の丁稚)

桐生さんが高世さんをリフトしてました。
これに限らず桐生さんのリフトの安定感はすごいと思う。
やはり大柄だからかしら。
もしかしたら腐向けのサービスかもしんないが、そういうのは抜きにして楽しんでしまった。ダイナミック。

娘役たちは最初小さな和傘を髪にさしてました。びっくりしたけど、まあアリかな。
タコ足ドレスもよかった。
一旦ハケてからは髪飾りの傘はとって、大きな和傘を持ってきて踊ってたと思う。

男役は大きな扇子を手に踊る。
扇子を開くときのパン! という音がアクセントになってて素敵。うまい使い方だわ。
ビジュアル的なものだけでなく、音も含めてメリハリがあって退屈しなかった。ぐいぐい引き込まれた。
この場面が一番好きだ。

●インターネットの場面はちょっとこっぱずかしいと思ったけど、まぁいいか。

●白の燕尾服と白のドレス(だったっけ?)の歓喜の歌もよかった。感動的。
オーソドックスに美しい。

桜花さんとことりちゃんのデュエットダンスもキレイでした。

●小さい階段を下りてきてふつーにフィナーレがあったので「あれ?! 例の傘くるくるは?!」と思ったんですが、幕が一旦下りたあとにやるのね。
「桜咲く国」(だったっけ)を歌いながらやって下さって、なんかほっとしました。
これがないとOSKを観た気がしないのよ。

●そうそう、OSKのプログラムは宝塚のものに比べて少々割高なんだけど、読み応えがあって楽しいです。

各人にインタビューがあるのはいいなぁ。
今回はこの3つ。

・もし魔法が使えるなら何をしたいですか? 
・あなたの人生においてこれから挑戦してみたいことは?
・90周年を迎えた劇団にキャッチコピーをつけるとしたら?

美砂さんの言い回しはやっぱりクセになるぜ…というのを確認した。

あとは京都外大での懇親会レポ、男役3トップの鼎談(なぜか舞台化粧で)、劇団員全員からのメッセージ(サイン色紙+コメント)。
もりだくさん。

こういう、劇団員さんの中身がみえるようなオマケがたくさんあると楽しいんだよねー。

0

OSK

Posted by hanazononiyukigamau