月版ロミジュリ感想・3

2020-12-14月組公演感想,月組

初日も2日目も、1幕終了後も終演後も、あらゆるところから「かわいかったねー」の声が聞こえました。

誰のことを言ってるかまではわからなかったけれど、たしかにみんなかわいかった。
まさちゃぴみりみやるりマギーたちが並んでる姿はほんとにビジュアルきれいだよなぁ……。
若々しくてキュートだ。

2回目にみたときは、初日ほどまさおロミオの変なテンションの高さは感じませんでした。
よかった。
ちゃんと白いロミオに着地してた。

仮面舞踏会のあと、バルコニーでロミオの残した仮面を手に彼を思いながら歌うジュリエット。
それを聞くロミオの顔の嬉しそうなこと。

本気で恋してます。
全力です。

階段を上っていってジュリエットの前に現れる。
「見つかれば殺される」と人目がないか下をのぞくジュリエットと一緒にロミオも下を見るんだけど、驚きと心配をあらわにする彼女をよそに、ロミオはそんなときでも幸せそうなんだよね。

ほんとに恋のことしか頭にありません。

この能天気さがいとおしい。
実際は能天気じゃなくて、幸せを全力で味わってるんだろうけれど、自分の身の危険よりなにより好きな女の子に会えたことが嬉しくて嬉しくてたまらんのね。

この場のキスシーンが初々しいんです。
ジュリエットは深窓のご令嬢。遊びとはいえ異性と付き合ったことのあるロミオとは違う。
だから、ロミオにはじめてキスされるとき、どうしても体が逃げてしまうんだよね。

ジュリエットが薔薇を手に戻ってきて梯子上のロミオとのキスするときはだいぶ普通なので「慣れるの早っっ」と思いました。

キスと言えば、結婚式。
2人がキスしている体勢で紗幕が下りるためとは思いますが、「どんな体勢で誓いのキスをしてんねん」とツッコミを入れたくなります。
押し倒す気か。

まさちゃぴの歌が好きです。
個々で好きというより、デュエットしたときの声の相性がいいと思うんだ。
すごくきれいに聞こえる。
(ちなみにみりちゃぴはあんまり声の相性はよくない気がする…『アリス~』にしろロミジュリ製作発表にしろ、イマイチだった記憶しかない。残念ながら)

まさちゃぴのコンビはとても合ってる。
ビジュアルが似てること、声が合うこと。
それに加えて、(これは褒め言葉として取っていただきたいんだが)2人ともなんか「変」だから。
2人とも突っ走っていく感じがねー。ほんと、爆走するから。
方向性は違うけれど、なんか笑える2人だ。

だから妙に気になるんだよね。
びくびくなのかわくわくなのか(あるいはどきどきはらはら)の境目はときに危うくなるけれど、どう転がるのか、どこに突っ走っていくのか、なにが始まるのか気にかかってしまう。

そういう「頑張れ…!」な気持ちも含めて、このコンビがかわいいと思う。

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