一文字によせて
1年前の昨日、大変なことが起きましたね。
“被災地復興への熱い思い スポーツ報知に届いた「一文字メッセージ」”のなかに、雪組トップのキムラさんからのメッセージも寄せられています。
音月桂(宝塚歌劇団雪組トップ)「夢」 東京公演中に遭遇した大震災のことは決して忘れません。宝塚の一員として夢と希望を届けられるよう頑張ってきましたが、逆に勇気をもらいましたね。
震災は東京ロミジュリ公演中のこと。
舞台は中止になり、そのあと数日は公演ができなかったんでしたっけ。
「今は舞台どころじゃないんだ」
「生きるか死ぬかの瀬戸際なんだから」
そのくらいの未曾有の災害で、緊迫した雰囲気が遠くに住んでいる私にまで感じられて――。
だから、再開したことが嬉しかった。
少しずつ日常が戻ってくるような気がしたから。
震災前と同じ「日常」ではないにしても。
そして誰しもがそんなに余裕があるわけではないとしても。
日々の糧だけで私は生きていけない。
夢がないと息苦しい。
心を遊ばせる場があることで、楽しく生きていける。
さんざん文句を垂れつつも、だから私は宝塚にすがっている。
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