「華やか~」退団者発表

2021-02-02宙組

宙組『華やかなりし日々』でのゆひすみとの同時退団者が出たんですが、これが見事なまでに歌ウマぞろいで…。
花組の退団者発表の衝撃を思い出しました。
4人でディナーショーやればいいと思うよ…。

2012/03/02

宙組 退団者のお知らせ
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

 (宙組)
  大空 祐飛   -すでに発表済み-
  風莉 じん
  花露 すみか
  野々 すみ花  -すでに発表済み-
  藤咲 えり
  百千 糸    
  

     2012年7月1日(宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

えりちゃんは、覚悟してたんだ。
学年的やポジション的なものもあるし、この前の中日公演がトゥールベル夫人と役付がよすぎたもの。

退団の申告と役の発表がどちらが先なのか私にはわからないけれど、劇団に退団を申し出たあとに餞別としてあの役がついたのだとしたら、それはそれでよかったなと思う。
思い出になる役を演じられたこと、そして「餞別」を与えられるほどの娘役として劇団から扱われていたという意味で。

私が観に行ったのは中日劇場公演の初日近く。
その段階でもずいぶんいいと思えたけれど、日を追うに従ってどんどん役が深まっていったようで、評判を聴くだけで嬉しかった。

逆裁2のカルマとともに、あの役を忘れない。

ちやねえの退団は、微塵も予想してなかった。
そうか、こういう人でも辞めるんだねぇ…。
84期だからざっくり考えて中の人は30代前半~なかばといったところですか。組長とか専科とか、そういう響きの似合う人だっただけに退団は残念。

誰鐘のエル・ソルドは渋くて凄味があってよかったな。
『記者と皇帝』のダリル・チェンバレンの、軽さのあるかわいらしさもすごく好きだった。
   ※役名の誤記があったので訂正しました※

私の中ではまず「役者」だけれど、もちろん、歌もすごく上手かった。
ナツメロCDで1曲歌って踏ん切りがついたのかな、とか勝手に想像している。

宙組のおっさん役者がちやねえだとしたら、おばさん役者がれなちゃん。上級生より老け役をやってる気がする。
88期だから今なら学年相応とも言えるけれど、そこそこ若いときからやってた印象。
あとから学年を知ってびっくりしたおぼえがあるんだよ。

最初の記憶は『宙ファンタジスタ』の木星のシーンで歌ってたところ。
すごくきれいな声だった。

それから『カサブランカ』のときのダイヤを売りはらう老女が記憶に強く残ってる。
「仕方ない」という声のやるせなさがよかったんだよ。

最近は、クラシコ~でのともちんの秘書役でがっつり描かれた胸にびっくりしたなぁ。
こういう色気のある役ってあんまり回ってこない人だったから。
これも忘れられないなー…。

そしてももち。
92期の首席入団。ちょっと辞めるのが早すぎやしないかね。

宙の新公を観ていないので芝居での印象はあまりない。どうしても新公学年の娘役に回ってくる役なんて、しれてるから…。
でも芝居の評判もめっぽうよくて、だから中堅になって芝居で活躍する彼女をもっと観たかったなと思う。

私の中ではやはりりりこと2人でマグノリアホールで行われたコンサートが思い出深い。
ももちの選曲は童謡などの耳馴染みのある柔らかい歌が中心で、そこに彼女のあり方や望む方向が見えた気がしたんです。
りりこが辞めてしまって、だからこそももちにも期待が重くかかっていたというのに。

コンサートがあったのは去年の6月。
歌姫がこんなに短期間に2人も辞めるなんてなぁ…。

辞めるのが歌ウマばかりで、痛いです。
それでも歌唱力的な意味で今後が不安にならないのが宙組のすごさでありましょう。
メーガンさんも入るし。

ともあれ、退団者のすべてに、幸あれ。

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