星版ロミジュリをみたんだ・1

2020-12-14星組公演感想,星組

姉の家で録画してあった星組版『ロミオとジュリエット』を観てきました。
博多座の千秋楽のものです。

私は雪版しか観たことがなかったので、スカステで放送してたこれが初見になります。
話には聞いていたけれどちょこちょこと演出が違うのね。

まず2番手がティボルト。
歌が多いのね。「俺はティボルト」とかなんとか歌ってる歌があった。
これは雪版ではなかったはず。

モンタギュー家(ロミオ・青)とキャピュレット家(ジュリエット・赤)の争いが前提としてあるんだけど、

星版はちえ・すずみん・べにVSテル。
雪版はキム・ちぎ・まっつVS緒月

両家が戦っているとき、雪版では気づかなかった3対1での争いの卑怯っぽさが星版だと感じられますね。
雪だと3対1でも当然だと思えるのに(笑)。
星だとちえひとりでテルをノせそうでなぁ……。だからティボルトはナイフとお友だちなのか。

ジュリエットに結婚話が持ち上がった場面のあと、ジュリエットのねねちゃんがパリス伯爵からもらったバラを撒くように捨て、それを手にした赤チームの娘たちによるナンバーがあるのも星版だけだったと思う。
娘役に見せ場が少ないだけに、こういうのは嬉しい。
流れ的にはなくてもいいんだろうけれど…。

その前のところで、ティボルトに懸想しているジュリエット母が彼にバラを投げるものの、あっさり投げ返されふられるというシーン。
それをみてジュリエットと乳母が笑いあってるのはなんか変な感じだなぁ…。
このようすをみてのんきに笑えるジュリエットが純真な「なにも知らない16の乙女」だとは思えない。

ここは演出が変わってよかった。

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