『仮面のロマネスク』感想・4

ともちんはエロかった。
いつものことだがエロかった。
しかも役柄が役柄なもので、存在がスミレコードをぶっちぎっていた。
そりゃもう全力で。
ジェルクール伯爵がうら若き純情な乙女・セシル(れーれ)を婚約者にした理由として、
「金髪の女は貞淑だというだろう」だの、
「なにも知らない乙女を自分好みにしていくのがいいんだ」だの、
うわー、このオヤジはなにをゆーとるんじゃー! とアレなせりふを吐いて下さいます。
(セリフそのものはうろ覚えなので正確ではないですが)
どこの光源氏だおまえは。
そうか、ゆひすみ(の役)はこういう人に痛い目にあわされたのだなぁ。
若き日のメルトゥイユが弄ばれてしまったのも、今は復讐したくなるのも納得です。
かっこよかったのはまさこのロベール。メルトゥイユ夫人(すみ花)の家の執事さんです。
執事コスが似合いすぎて、一見の価値あり。
ビジュアルとたたずまいが美しいってすごい。
あああああヅカだわ―――!!
メイド頭ヴィクトワールのせーこちゃんと超お似合い。
なんつー大型カップル。(身長が?)
しっかりもの夫婦になりそうだよなぁ。
1回しかみてないので話の流れやちょい役の人は誰が誰だか追いきれなかった。
特に革命を起こす市民やブルジョワジー、それに関連する貴族たちのあたりが。
何度かみるとそのあたりも整理できて、もっと話を深く楽しめるんだろうな。
でも貴族たちのなかで、あゆみさんとてんれーさんが夫婦というのは自分的にツボでした。
濃いよ。
そうそう、すみ花のメルトゥイユは表向き貞淑な貴婦人なので、梨花さん演じるブランシャール夫人からも信頼されてるのね。
表の顔とチラ見えする裏の顔の使い分けが最高でした。
ていうか、私ずっとすみ花がすごすぎるとばっかり言ってる気がしますが、実際、とにかくすみ花が最高すぎなんです。
ブラボー。