『小さな花がひらいた』感想・2
●姫花が神すぎる。というか、姫花の演技もさることながら配役が神。
姫花の役は子どものあつ。
物ごころがつかないくらいの年齢で、「あたい、あっちゃん」で大人たちの心を溶かす。
姫花といえばたいていの人がすぐに思い浮かべるのは、(美貌はさておいて)あの特徴的な声と破壊的な歌唱力。
それが、すべてプラスの方向に働いていたんだから驚いたったら驚いた。
あの声でいとけない子どもの言葉を話し、そして歌う。
歌の音程がどうであれ子どもとしてはむしろ正しい。多少外れているくらいのほうがリアリティがあるくらいだ。
ああ、なんて神配役。キャスティングは演出の中村Aによるものなのかしら…。
●忠は誰がやってるのかわからずに観てたので(しかも役名も覚えられなかった)「博士」と心の中で呼んでいた。
いいよね、ああいう分別くさくておっさんぽい子どもキャラ(笑)。
すごく笑った。
あとで人に聞いたらルナだった。
2回目にちゃんと顔をみたらたしかにみりおそっくりな人がやっていた。
●蘭蘭の役の年齢差が5才だと…?! 絶対ウソだ。
(「おめえが7つなら俺は12じゃねえか」みたいなことを言ってるところがあったの)
●みつるはめ組(もちろん暴れん坊将軍の)にいそうだった。
チャカチャカして落ち着きのない大工(笑)。
1度目に観たときは年齢設定が謎でした。
だいもんを「兄貴」って呼んでるし、蘭乃ちゃんには「くろちゃん」ってちゃんづけされてるし。
若いの? でも若くなくみえるよ?
●ハッチさんの水洟をかむ動きがすごくいい。
頭領が命がけで守った看板のことを話して家の中に入るところね。
●道灌山の子どもの踊りはものすごく『ノバ・ボサ・ノバ』。
●福田屋のおかみであるいっちゃんののれんを分ける手つきが好きだ。
あと火箸をぐっさりと差すところも。
●蘭寿さんが言う「貸した金の利息は」のあと、「体で返す」とか言いださないかと毎度どきどきしていた。
(もちろん「金で返す」が正解)
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