蘭蘭『ファントム』感想・8
・オープニングの鳥Aはじゅりあ。
オサ時代に一度だけ観たときは路線外ダンサーのとしこさんがセリ上がってきたことに非常にびっくりしたおぼえがあるんだが、今回鳥さんはセリ上がってこなかったような…。
従者がセリ上がってきたことは覚えてるんだけど、イケメンたちを見ているあいだに気づいたら鳥さんたちが出てきてたものでいまいち把握してないのです。
白鳥が衣装を剥がれると黒鳥になる流れは神がかってると思うくらい好き。
・2階からでもわかるゆまちゃん。
ぼーっとしててもスタイルでわかる。このすごい胸の谷間も最後か…。
エリックが夜のパリに出てくるところで真っ先に出てくるのがちょっとだけ見せ場っぽくなってたかな。
・サヨナラは初花さんも。
薬草売りはたいした出番じゃないけれど、黒い夢を売るような怖さと非日常性があってよかった。
・ビストロの場面のボーイ長あーさーの髪形が好きだ。
・カルロッタが「年は少しごまかして」と歌うところでアラン・ショレ(=みつる)が「はははは」と笑う演出になっていた。
(前回は「はい!」と失言する人がいた)
でもその笑い方が長年寄り添ってきたからこその「うちの奥さんたらほんとにねえ」的な愛があったのである。
回りにたしなめられて「しーっ」と口の前で人さし指を立ててるのもかわいい。
みつる一花はサイズがぴったりでかわいい夫婦でした。2人の間に愛が感じられる。
同期というのもまたよし。
・『ファントム』蘭蘭バージョンは少しずつ演出が変わっていた。
カルロッタが歌のあとで「やっぱやめるわ」とドレスを投げたりね。
変更点にはいいところも悪いところもあると思うんだけど、カルロッタが死ぬところでバラの花びらが散るのは劇的で美しいわ。
・転換時の小芝居が増えていた気がするんだけど、正直ちょっとうるさいなぁと思う。
・フィナーレがとっても蘭寿さん仕様になっていた。
なんか熱くて「あああああ知ってる蘭寿さんがいる!」と嬉しくなるんだが、『ファントム』の続きとしては変な感じ…。
あれ? さっきまで私『ファントム』観てたんだよね?! みたいな。
世界観が違いすぎてとまどう。
・ロケット衣装がかわいい。この振付も好きだ。
フォーメーションの入れ替えがけっこうあるあたり初舞台生ロケットっぽいなぁと思った。
やってる人たちは大変だろうけど観る側としてはすごく嬉しい。
・男役ダンスは組回り中の研1までのたぶん全員が出ている。
ロケットメンバーにも入ってる人たちは大変だろうな。
・大階段をセンター降りするびっくにびびった。何事かと。
そのままソロでも歌うのかと思いきや別にそういうわけでもなくて肩すかしをくらった。たぶんたんなる人数合わせだったのでしょう。
・えりたんの衣装が花盗人のようなピンクでなんだか懐かしかった。
・パレードだけでなくここでも歌い継ぎ。
メンバーはパレードの歌手からエトのさあやと先に銀橋ソロを歌ったみわっちを抜いた全員だったはず。
トリオのところはトリオのまんま(Bらしく芸がない…)。
みつるでつい身構えたがそんなにひどくはなかった。
・蘭寿さんの歌がとっても蘭寿さん!
。・゚・(ノД`) ああああ、でもこうでなくっちゃ観た気がしねえ!(Mか)
・25日(土)11時公演、ダンスの最後にみんながキメポーズをとるところで、タソが 唇 だ け で 投 げ キ ッ ス らしきことをしてるのを見てしまった。
いや、ほんとに投げキッスだったかどうかは定かじゃないんだけど。でもそう見えたんだよ。
動揺せずにはおれん。
しかし、本当に投げキッスだったばあいは「タソも立派な花男になって…!」と感激すべきところだろう。
・パレードは階段降りメンバーが多いせいかパレードの歌い継ぎがせわしない。
もうちょっと長くソロを…!
・蘭寿さんがひとりで大階段を大羽根を背負って下りてきた。
ど真ん中を、最後に。
ものすごく華やかだった。
光を放つような笑顔だった。
これを観たくてここに来たんだよなぁ。
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