『CODE HERO/コード・ヒーロー』感想・1

花組

今ムラにいます。

今日の11時は宙組を、14時半からは花バウを観てきました。
両公演とも人死に多すぎ☆
あきれるくらい人がバッタバッタと死んでましたねぇ。こんなんダブル観劇しちゃってどうしましょう、って感じです。

さて花組バウ『CODE HERO/コード・ヒーロー』について。
S嬢からあらかじめ「話がとんちんかん」ときいていて覚悟してたのが大きいかと思いますが、予想外に楽しかったです。

これね、シリアスな話だと思ってみちゃダメ。
ネタ公演だと思ってみればすっごい楽しいから!

とうとつな歌、流れに関係ないダンス、キザりすぎてる台詞。
お笑いでネタ扱いされてる「ミュージカルってこんなんだよね」そのままです。
そういう意味で、S嬢も言ってましたがタモリがやりそうなミュージカルでした。

笑えたところを書いていくと思いっきりネタバレになってしまうのでアレなんですが…(あとから書くけど)、「かっこいいまぁくん」「素敵なまぁくん」を観ようと思ったらきっとダメ。
コート似合うしビジュアルはいいんだけど、役的にかっこいいかといわれるとぶっちゃけ微妙。
演出家の谷が「こういう男かっこいいぜ…(フッ)」と勘違いして作ってそうなキャラだな、と思いました。
ハードボイルド、って太文字で書いてある感じ。観てるこっちからすればちょっとウザかったりする。

が、そういうキャラが唐突にやりはじめる歌やダンスに笑える。
期せずして笑える。

序盤でまぁくんが警官に手錠をかけられたままみりおんに説教(笑)するところが特にね。
なに初対面の相手に説教してんのよ! 的なウザさもありつつ、いきなり始まった歌とダンスにぽかーんとする。
そしてまぁくん(というかジャスティン)が変な人にみえてくる。

すっごいじわじわきたもん。
これ笑っていいの?! 大マジにやってるんだよね? みたいな。

歌の入れ方がなによりひどいんだけど、曲自体、舞台のふんいきに合ってなくてなぁ…。
そのミスマッチ含めて爆笑できる。

というわけで、芝居の整合性を横においたうえでシリアスな芝居をネタとして楽しめる人には今回のバウは楽しいと思うよ。

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花組

Posted by hanazononiyukigamau