『麗しのサブリナ』感想・6

花組

ライナス・ララビーのまとぶんはすげーかっこよかったです。

上から目線な感想になりますが「なんだよー、まとぶさんやればできるんじゃん」みたいな。

ファンの方には申しわけないが、私はまとぶんのギャグが苦手なんです。
アドリブとかを一生懸命やってるときに、間のとりかたに違和感を覚えたり微妙な空回り感を感じたりしていたたまれなくなることが多々。
好きな方もおられるんでしょうが、私にはどうも合わないらしい。

が、今回ライナス役で繰り広げられる笑いは最高でした。
ちゃんと作りこまれた笑いはいいなぁ。
まとぶさんに丸投げしてない笑いはいいなぁ。

クローゼットに入ってたお父さん(=まりん)とのやりとり大好き。
でも一番好きなのは例の株価の歌です。

クローゼットに入っていたお父さんのやりとりの場面でのライナスの気持ちがよくわかんない。
サブリナに惹かれてるのか、まだ計画のうちなのか。
惹かれているとしてそれは自覚済みなのかまだなのか。

サブリナとのデートのときにフランス語を尋ねるくだりも、「私は弟になりたい」がうっかり出た本音なのか、サブリナの気を引くための策なのかわからないし。

モヤモヤする。
が、観る側に自由度がある。
「どこでライナスはサブリナに本気になったのだろう、自覚したのはいつなのだろう」と考える余地が思いっきり残されている。
そういうのを考えるのも芝居を観る楽しみなんだ。

仕事に一直線でイケメンな男子なんだけど微妙にひどいよねライナス(笑)。
弟をシャンパングラスの上に座らせたりさ。
策士。
その策がなったときのニヤリ笑いに「お主も悪よのう」的にこちらまでニヤニヤさせられます。


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花組

Posted by hanazononiyukigamau