『ＴＲＡＦＡＬＧＡＲ』感想・６
●カチャのトムは非常に若手らしい役でした。
元気で明るいお付きの少年で、主人公のことを尊敬してて、ちょっぴり気が短くて、でもいいヤツで。
一度は主人公の荒れについていけなくなってかれの元を去ってしまうけれども、気づいたらひょっこり仲間として戻ってきている。
バウの主役に続いて合う役をもらえてよかったね。
まさかゆうひさんの腕の中で死ぬところまでやるとは思いませんでしたが。
（これがまた萌えないんだ…）
エリザ抜擢の前にこの役をやってたらよかったのになー。
トム役→バウ主演→エリザシシィ だったら、今よりはもうちょっと風当たりもマシだったろうに。
●ホレイショの妻・ファニー役のアリス。
レストランでの対決が怖くて最高でした。迫力満点。
結果、不倫相手じゃなく夫が逃げ出しちゃったというのがツボでございます。
↑のところが見せ場すぎたことと、すっしーさんの「気の強い女だ」な言葉だけで性格が語られてしまったのが難です。
お義父さんの世話をものすごくしててさー、それなのにこの扱いってどうなの！ と思う。
自分がないがしろにされていると感じていて、辛さのあまり自分のことしか見えていなかったファニー。
けれど自分の連れ子のジョサイアをホレイショが身を挺してかばったことなどから気持ちが融解していくところはなんかいいな。
「私、ネルソン夫人になれていたのかしら」のくだりはちょっと泣けた。
●せーこちゃん歌ウマいよせーこちゃん。貫禄じゅうぶん。
最近センター付近に歌ウマな娘役がほぼいないので、せーこちゃんの歌にしびれた。
蘭とむとの並びがなんてアダルティ。
●ちーちゃんのオーレリーは予想どおりおいしい役だったなぁ。
モンチに防がれながらナポレオンのもとにやってくるところからしていい登場の仕方だ。
物語を背負ってて動かす力が見えるもの。
●実権をもってるあゆみさんのマリア・カロリーナ妃がかっこいい。
惚れ惚れする。
