月組版スカピンをみたんだ・6

2021-07-06月組公演感想,月組

●フォークスのマギーが優しいんです。雰囲気が甘々。
貴族的で柔和なふるまいをしている。

似合ってるのに、うまいのに、なんか恥ずかしいのはなぜ――!?

「ザッツ・マギー」な、濃くてうざくて暑苦しい演技だったら平気なのになぁ。爆笑しながら普通に見れるのに。
フォークスさんはちゃんとかっこよくて、見ているこっちがいたたまれない。
なんでだ。

これだけ堂々と甘ったるい恋愛を演じられることってそうそうないからか。

「真っ正面から恋愛に取り組みますよ」
「恥ずかしいことなんてなにもない」
「ラヴ以上に素晴らしいことはこの世にないんだよ」感が、受け手側には見慣れてないものだからかもしれん。

●フィナーレでのキメ顔で踊り倒す宇月から目がはなせない。
右目を細めて半分ウィンクしてるような顔で踊ってんの。

かーわーゆ―――。

でも「片目だけ光に弱いんですか?」とかいらん茶々を入れたくなる。
見ていてなんかこそばゆいんだ。
でも大好き。

芝居のエルトン役でも、公安委員のふりをしているときなんかにちょくちょく右目を細めてるから癖なのかもしれない。

●洗濯女の女装シーン。

アパショのときにも思ったけどもりえは女装させると意外なほどかわいいんだよね。

マギーは微妙に怖かったですけれども、こういうでかい迫力ある女の人って外国にならリアルにいる気がする。

宇月はふつうに似あってます。
かわいいです。違和感ナッシン。

●ファーレイ役の紫門くんの動きがかわいい。

ちょこちょこと髪をいじったり袖口を気にしたりしてるあたりがちゃんと「ファッションと遊びにしか興味のない貴族」している。
小芝居が楽しそうだな。

●リュウ様のロベスピエールはかっこいい。あたりまえだけどかっこいい。

●愛希くんのシャルルはかわいかった。
歌は激ウマってわけじゃないけどちゃんと歌えてるし、芝居もいい。
研2だと思えば大健闘だ。

気品があって、王太子という身分がしっくりきた。


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