このままどこかに
ようやく手に入ったゆみこ本(正確には『彩吹真央スペシャルブック-Departure-』)についてです。
ゆみこちゃんの撮った写真が好きだ。
全国ツアー中に撮った水さんの写真(ウィズハマコ先生)もいいけど、パリやロンドンでの風景写真がぐっとくる。
穏やかでクラシックで上品。
その土地の雰囲気もあるけれども、撮った人の内面も出てるんだろう。
あたたかくて懐かしい。
けれど、なんだか、ゆみこちゃんは旅に生きる人のような感じがした。
写した風景に親しみが感じれらて、「旅」の空気に愛着を持っていそうで。
旅先の新鮮な空気に触れていずにはいられない気がして。
それと、ゆみこちゃんを写した写真。
駅舎とおぼしき場所で、スーツケースを持っている。
この彼女は電車をまっている。
旅の連れはおそらくいない。
一人で旅立とうとしている。どこかへ。
もちろんそれがこの本のタイトルでありテーマであり、現にいま宝塚を離れようとする彼女そのものではあるのだけれど、でもそれ以上にどこかへ行ってしまいそうな雰囲気をもっている。
なんの気負いもなく、ふらりと。
旅立ちそれ自体が日常であるかのように。
上記はたんなる私の感想であり感傷にすぎないのだけれども、なんとなくせつなくなったのさ。
キュンだかギュンだかしらないが、軽く心臓を掴まれたような感じ。
そして鼻の奥が少しツンとくるような感じがした。
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