『血と砂』をみたんだ・2
ケロゆひバウの『血と砂』のビデオを買った理由の一つに「ケロゆひ萌えができるのではなかろうか」がありました。
愛憎うずまく兄弟愛。
もっともゆうひさん演じるプルタミスがほぼ一方的に兄ちゃんにぐるぐるした感情を抱いているんですけれども。
兄ちゃんはちょっと困った人ではあるけれども基本とってもとってもいい人だし。
で、この部分は正直なところ期待したほどではありませんでした。
ちーん、残念。
で、ケロさん演じるフアンは清純な妻がおりーの(たまこ演じるカルメン)、
Sな不倫相手の女がおりーの(主ヒロイン=みえちゃん演じるドンニャ・ソル)、
ついでに子どものときは犬のようになついていたはずが途中からなんかつっかかってくるようになった弟おりーのと、いろいろと関係のある人がいるわけですが、
ガラペエトオ×フアン
な話だと思います。(かけんな)
いや、正確には ガラペエトオ→フアン になるのかな。
ともかくも主従萌え。
まゆげ演じるガラペエトオはフアンの付き人。
フアンより少し先に闘牛士としてデビューしたが、怪我のためフアンの付き人となったという不運なひと。
ガラペエトオは登場時は感じ悪いんです。
闘牛士だからプライド高いし、本来自分のほうが優れていると思っているからとっても偉そう。
登場後すぐに怪我をして自分の夢を断念せざるを得なくなったこともあって暗くゆがんでいる。
なんだけど、「(フアンに)下半身の動きが悪いと言っとけ」と人に伝えちゃうくらいには性格がお茶目野郎です。
認めたくないけど好きな子のことこそ目についちゃって憎まれ口をきいちゃうタイプ。
きみは男子中学生か。
ったくもーかわいいなぁ。
フアンが怪我をして、また華々しくデビューしてきたダリ・フユエンテス(=男役時代のるいるい)の世話を命じられてからわかりやすい愛をみせるようになります。
フアンをサポートし、ドンニャ・ソルにはまってダメになっていく彼を危惧し、
ドンニャに「別れろ」と言いにいき…。
こんなにも誠実でかわいいガラペエトオの愛を受けつつもフアンはドンニャひとすじ。
根がまっすぐな人なのでほかの人から受ける愛は素直に受けますが、それ以上のことはスルーです。
だって、愛されるのって当然のことだから。
家族から愛されて育ち、妻は自分の迎えを待ち続けていた人で、マタドールとして成功していた彼は周囲から大切にされ、人から称賛されることになれており、色っぽい未亡人から迫られる。
なので、気づきません。
ガラペエトオのありがたさに気づくのはかれが名声も恋も失ってから。
フアンがマタドールとして復帰するときの2人のやりとりはよかったです。
ガラペエトオがずいぶん素直に敬意を見せます。フアンもそれに応えます。
いい場面でした。
ハグしてるところはガラペエトオが報われたような気持ち。
ケロさん演じるフアンはドンニャ・ソルをダリに奪われてからのダメ男っぷりがすばらしい。
せつない。
情けなくってかわいそうでいじらしい.
立ってるドンニャの足元にすがりついて懇願する姿が哀愁を帯びてます。
ああ、ドM。
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