『ソルフェリーノの夜明け』感想・1
●ちぎたさんの起き上がり方にびびる。
「水を…」はいいとして、さっきまで死んだように倒れてたくせにいきなり水さんの足をつかんでぐわっっと起き上がりますからね。
ゾンビのようでした。ゲームとかでプレイヤーを攻撃してくるタイプの。
水さん逃げてー!
まあもちろんちぎたさんの役は人間なんですけど(ただしアンリエットにはゾンビ以下に見られてるでしょう)、掴みかかり方が「腹筋!」という感じです。
ちぎたさんの素晴らしい運動能力に想いをはせました。勢いがよすぎて中の人が透けて見える気がした。
えーと、舞台上の必然としてとらえるなら、ある意味火事場の馬鹿力? これを逃したらもう生き延びる余地がないという。
ちなみにちぎたさんの役名はベルガーというらしい…今頃知った。
●グラン先生の真波さん。なぜスターブーツなのでしょうか。
出てくるたびにそれが気になって仕方がありませんでした。
ゆみこは普通の靴なのに…。
実は戦場を駆け回ってるとか。
で、戦場から傷病兵をスカウト(とは言わんな)してきてるとか。
単に馬が好きだとか。
いろんなどうでもいいことが脳内を駆け巡りました。
で、グラン先生、やたらしゃべってましたね。セリフいっぱい。
びっくりした。
エクトールゆみこがアンリエットみなこの心配をしてる場面での、表情の落ち着きのなさが素敵です。心配になりつつ見守ってしまいます。
一生懸命さがあふれてます。
ただ、あんなに一生懸命やっててめまぐるしく表情が変わるのに、グラン先生がなにを考えてるのかよくわからんかった…。せつない。
●医者つながりで。
情けない表情の医者がいたので「誰だ…」と思ってました。みうとでした。
ロシアンでの秘書・フェリックスを引きずってないか? もしかしてその路線で行きたいのか。
●オーストリアの兵隊さんたち。
「俺たちが悪いんです」「処刑されるのは俺です」、汝鳥さんが連れていかれるときの「将軍ー!」「将軍!」「将軍ー!」エンドレス。
ベルばらの衛兵隊のノリでした。
とりあえずみんな口ぐちに叫ぶ。おんなじことを叫ぶ。
やたら悲嘆にくれる。
うざったいレベルの暑苦しさは、「アンドレ、上ー!」「右ー!」「下っっ」を思い出しましたよ。
ようするにギャグかと思ったわけです…。
熱演してるのにごめんね。
そしてカーテン前で横一列に並んで嘆きながら歌う…。
どうせ「ベルばら」ノリなら、せめてバスティーユくらいの演出すりゃいいのに。
ところで横一列で並んで歌うとき、互いに慰めあったり励ましあったりしてるんだが、あきらかに傷口をつかんじゃってる人がいるよね。
そこ触ったら痛い!
血が思いっきり滲んでるから!
傷口開くから!
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