『BUND/NEON 上海』感想・5

2021-01-18花組公演感想,花組

ヒロイン・ミシェルのれみちゃんが美しかったです。

最初にパーティーで現れるときの黒のマーメイドドレスの美しさといったら!
スタイルいいのね。
曲線がきれいで眼福なんだ。

舞台のれみちゃんってどちらかというとキビキビした現代っ子なイメージだったけれど、今回それが覆った。
しっとりした人妻だった。

なんかねー、いい娘役だなーって見惚れた。

月組時代ってあんなに綺麗だったっけ?
花組にいってからスキルが磨かれたのかなぁ。

役としてはあんまりヒロインっぽくないのに、美しさでヒロインと成り得ていた。

でも実質的なヒロインは…シンシアの姫花?

姫花の使い方はすごかった。
白のウェディングドレスもベレー帽もかわいいったらありゃしない。

ほとんどしゃべらないヒロイン。
だってクリストファーの記憶の中にだけ生きているから。

姫花の武器・声。

彼女の声は武器だ。
そりゃもうあらゆる意味で。
使い方次第で客を萌えさせることも舞台をブチ壊すこともできる。

今回はそれが生かされていた。

ふわふわした現実感のない場面で放たれる声。
なんというドリーミングな世界。

クリストファーの中で美化されまくってんだろうなー、思い出は結末が悲惨なだけにお花畑になってるんだろうなー、と思えるような声でした。
(ただし姫花にとってはデフォ)

ところでクリストファーがミシェルを助けにきたときに「私、妹をねたんでいたのよ!」的なことを言い出すのはびっくりしたなぁ。

( ゚д゚)ポカーン 

まさしくこういう状態になったよ。

れみちゃんれみちゃん、突然なにを言い出すんだ。
ていうか後にしなさい。

実は妹のこういうところ嫌いでー、とか、
本当は結婚なんてしたくなかったわー、とか、
実家のために犠牲にならざるを得なかったのよー、とか、

せめて1幕のどこかでちらっとでも匂わせておいてくれれば…!
挿入歌的に一曲歌っていてくれれば…!

そしたらヒロインのとんでもなさ加減に置いてかれなくてすんだのになぁ。

伏線があればよかったのにねお兄ちゃん。

web拍手

0