『逆転裁判2』感想・4
記憶に頼って書く『逆転裁判2』感想のつづき。
今回の殊勲者2名。
2人とも名前くらいしか知らない下級生だったけどすごくよかったなぁ。
この公演で知名度も上がりファンも増えただろう。
犯人役のかいちゃんは評判どおりうまかった。
演技力がある。
1幕での白さ・さわやかさがすごかった。
白いだけだと印象が薄くなりがちなんだけど、ちゃんと存在感のあるさわやかさ。
それがあるから2幕の黒さが際立つ。
どっちもできるんだね。
でもって1人の人格としてちゃんと違和感がない。
留置所での「頼みましたよ、先生」や、
カルマが撃たれた話を聞いたときの意地の悪い笑顔、
ニックが偽りの無罪を勝ちとった場面でのニヤリ笑い。
…どれもがよかった。
表情で語れる。
それでいて出過ぎないバランスがいい。
長台詞もお見事。
殺人の理由もベタすぎるくらいベタなんだけど、こういう古めかしいまでのありがちな展開は嫌いじゃないわ。
そしてフランジスカ・ヴォン・カルマのえりー。
かーわーゆーーーーー。 (*゚∀゚)=3
歌が上手い! 芝居も上手い!
いうことないじゃないか。
法廷での動きが面白い。
「完璧に」の両腕を広げて礼をするようなしぐさも、
「あなたは人を疑うことを知るべきね」の机に肘をつくポーズも、
証言を聞いているときの右腕の上でピコピコ動く左手も、
ほかにもいろいろあるんだけどどれもがツボる!
ゲームのキャラ(=2次元)が3次元化するとこーなるのか! なかわいさなんだよね。
ゲームしてない私がこれだけ楽しめるのだから、ゲーマーならさぞかしテンションが上がっただろう。
1幕でのツンツン度合いのよさもさることながら、
2幕最後のエッジワースとのやりとりもすごくよかった。
これもまたベタなんだけど…。
「あなたはいつもそうだった」が胸にギュンギュンくる。
セリフも表情もせつないんだ。
「勝負はこれからよ!」と言って去るところの痛みもいい。
いたいけなカルマの内面がありありと見えてさー。
ぶっちゃけベタなキャラ設定だとは思うんだけど、それでも演技力でぐっと観客の心情に迫ってくる。
なんてかわいそうなんだカルマ。
頑張れカルマ。
ともちんエッジワースとの身長差がすごくて萌えた。
ともちんが完全に「お兄ちゃん」だったなぁ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません