7日間の変化
『リオデブラボー』を7日ぶりに見てきて驚きました。
たったの7日でこんなに変わってるとは思わなかった。
イグアスの滝のところ。
メンドーサさんがベルばらごっこしてるわ…。
というのが第一印象。
「許せない、許せない…」とものすごくうらめしげに憎悪をあらわに登場するんだけど、外見はベルばらで中身がメンドーサさんだったんだよね。
そのうえ追ってるのが逃亡した水さんだったもので、
メンドーサさんたら本命はディエゴだったのね(やっぱり)。
と思ったね。
いやー、だってさー、メンドーサさんロリータにちょっかい出すの遅すぎ。
なにもディエゴが帰ってきてから手を出さなくても。なんぼでも時間あったやんけ。
あれはロリータを間にはさんでディエゴの気を引きたかっただけだろ? ってな感じだった。
メンドーサさんがベルばらコスしてるのはディエゴ水さんがジェローデルコスをしてるからです。
合わせたんです。
きっと彼なりの心意気なんです。
いや、メンドーサならそんなこと考えないな。
「俺のほうが似合うぜ!」
って叫びたかっただけ。ちょっかい出したいの。
かまってもらいたいの。(ウザい)
で、執念深く追ってきてイグアスの滝ですよ。
なんか2人踊っちゃってるし。
追手の自分のことを忘れてんのかと。
メンドーサ、嫉妬。
愛憎ドロドロ。
そのあといろいろあって、みなこの後を追ってディエゴさんが死んだときは「え、なんで?!」状態。
マジびっくり。
なんで彼まで死んだのかわかんない。
衝撃が大きすぎてなんの判断もなくなってる。
てゆーか、
俺が許してやったのになんで死ぬの?
ってのが、初日あたりに感じたもの。
メンドーサさんはあくまでも自分を中心にしか世の中を見られません。
それが、8月8日11時に見たらなんか変わっちゃってんの。
水ゆみの関係が愛憎ドロドロしてなかった。
というのも、ゆみこがメンドーサさんじゃなくなってたんだけど。
なんか普通の青春戦争ドラマ(ってなに)みたいになってて、
ゆみこが
「おまえ、同じ釜の飯を食った仲だろぉぉぉ! なになんの相談もなく逃亡してるんだよ!」
テイストのさわやか苦悩好青年になってました。
ドロドロしてない。
ストーカーっぽいヤバさがなくなってたね。
「許せない…」の歌は憎悪ではなく悔しさをにじませていた。
友情があった。
だから2人が逃亡するというのであれば、最終的にはそれを幇助さえしかねないものがあった。
そして水さんの後追いのあと、ちゃんとゆみこは悼んでた。
新しいゆみこは水さんの気持ちがわかるので身投げをする気持ちもわかるのだった。
昨日見たのはこんなまともなストーリーでした。
が、
いやー、ちょっと残念だー。
新しいパターンのほうがドラマとしては正しいし、ストーリーもきちんと伝わる。
それはわかる。
これが本来のかたち。
おそらく正解。
初日あたりのメンドーサ性格だと、最後になんで水さんを撃たないのかいまいちピンとこなかったもんな。
けど、あのぶっ壊れ加減も楽しくて好きだったんだよ。
メンドーサさん目つきイっちゃってたし。
物語の裏を読み放題というか、妄想し放題というか、2次創作したくなるというか(しないけど)。
ぶっ壊れたストーリーってときおりものすごい威力があるじゃない。
そういうものが初日付近の役作り(か?)にはあったんだよね。
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