最近読んだ本いろいろ。
最近読んだ本についていろいろと。
ヅカは絡みませんのでヒマな方だけどうぞ。
●『ちはやふる』(末次由紀)
ひさびさに少女マンガっぽいレーベルの少女マンガを読みました。
面白かったー!
かつて私も子供のときかるたやってたクチなので懐かしかったです。
でも「大山札」とか初めてきいたよ。
知らないことがいっぱいだ。
ちなみにわたくし、なぜかかるた3級を持ってます。
国彌ならぬ三国あたりの人たちは強かった…。
そして「松岡軒」はたぶん同級生の家だ…(ローカル)。
羽二重餅はうまい。
●『マリア様がみてる リトルホラーズ』(今野緒雪)
「チナミさんと私」のチナミさんの描写(P24にあります)が801ちゃんみたいだ。
●『おおきく振りかぶって』(12)(ひぐちアサ)
試合の結末自体は2のネタバレスレなどで読んでるので、「意外とましな試合じゃん!」と逆にびっくりしてしまった。
●『娚の一生』(1)(西炯子)
西炯子の絵が好きだ。
特に老人、中高年。
中高年の皮膚感が上手くていつもうなる。
微妙にタルっとしてるのが「あーそうそう!!」と膝を打つ。
あとシワの入れ方とかさー。
絵の上手い人は老人が上手い、は私の持論。
●『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)
「黒髪の乙女」が私の友人とかぶってかぶってしょーがなかった。
浮世離れした雰囲気とか。
なんとなくお嬢っぽいところとか。
お酒を幸せそうに飲むところとか。
変なところで度胸がある感じとか。
ヒロインがかわいいのでおすすめ(…って、これは私の友人を褒めてるのか)。
李白さん、樋口さんもすてき。
●『太陽の塔』(森見登美彦)
『夜は~』が面白かったので買ってみた。
そしたら昔つきあった男を思い出して鬱になった。
あー、相手はこんなだったよなぁ。
ウザかったー。
頭は主人公のほうが数倍賢いだろうけど、ウザさは似たようなもんだったな。
と、トラウマをほじくり返してくれた。
侮れず。
●『歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー』(荒このみ)
アメリカで生まれ黒人として差別され、パリでエンターティナーとして成功し、人権問題に取り組んだ人の話。
多くの養子を引き取り育てもした。(日本人もいる)
人間って尊いよな。
世の中を動かすバイタリティがすごい。実行力がすごい。
差別と闘うのは大変なことだ。
●『鬼平犯科帳』(1)(池波正太郎)
売れてたり長く生き残ってたりする本というのは多くの人から支持されてるだけあって面白いのだ、ということを実感。
ほんとにほんとに面白い!
鬼平最高だ!
かっこいいんだ。
粋なんだ。
人情味もあるんだ。
あまたいる時代小説家の中で一番私に合うのは池波正太郎らしい、と最近気づいた。
文章とか、本の中で繰り広げられる世界の湿度がちょうどいい。
パサパサでもなく、ウェットすぎず。
早く2巻読みたい。
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