バウで見ました。
小さいハコはいいよなー。どの席で見ても出演者が近い!
チケットは取りづらいけど。
この芝居、死ぬほど面白かったです。
鈴木圭ウマイわー。
原作のゲームはやってないけど全然問題なく楽しめる。
法廷ものだからタルいところとかあるかなー、と思ってたけどテンポがいい。
キャラも立ってる。登場人物の心情の流れがとらえやすい。
ショーアップされた場面の盛り上げかたもいい。
で、ゲーム的なアホらしさも残しつつ舞台をきっちり成立させてる。
背景でガンガン使われまくってる映像の扱いもうまい。芝居の邪魔をしてないし面白い。
あー、よくやった。
星全ツベルばらの実質的な演出は鈴木圭氏だったという噂はホントかもなー、と思わせられるような出来でした。
蘭とむはコメディうますぎだろ!
「Nアメリカ」でモエノ・クリステル(この命名のアホらしさがすごい)がニュースを読むとき、「この番組どこの国でもあるのかな」とぼそっと呟くところとか。
マヤ・フェイが登場したときに「変な服装だけどつっこまないでね」という心の声(!!)が流れるんだけど、そのときの顔芸の素晴らしさとか。
あーーーもうたまらん!
この辺からすっごく面白くて舞台に引き込まれた。
蘭とむはこういうちょっとアホな感じのする役がうますぎる。
賢いインテリな役もできるんだけど、こういうちょっと抜けた感じの役を品を保ちながらいやみなくできるのが取り柄なんじゃないかと思う。
しかも情けないところを感じさせつつきちんと包容力も感じさせてくる。
頼りないようでいて実際はだれより頼りになる役。
顔は男くさいんだけどものすごく可愛げがあるんだよね。
芝居とダンスはもともと上手いけど(しかも見てて飽きないし)今回は歌もよかった。
やっぱり声は高めなんだけどちゃんと歌えてたのではないかと。
どうにもこうにも「主役です!」という押しもあった。
あとマヤの淹れた毒入りコーヒーを「いらないよ」とさっくり断るさりげなさが結構ツボです。
あと包容力もものすごい勢いで発揮。
主に若かりし頃のカリフォルニアのビーチの場面。
さわやかにこっぱずかしい顔芸を披露しつつすんごい優しい顔をするのな。
まちゃみのレオナ・クライドとのラブラブっぷりが伝わってきます。
フィナーレではキレまくるダンスを披露。
相変わらず動きにメリハリがききまくってて面白い。
某虎組っぽい色の服で踊る場面の「ちゃらら・ちゃらら・ちゃららちゃーらら」のところが目に焼きついて離れない。
DVD化するときは背景で使われてた映像をボーナストラックで収録してほしい。
舞台の生の人を見るか映像を見るかですんごく悩んだ。
悩んだ結果、「映像はDVDに入る…よな?!」と、基本は生の人たちを優先しました。
映像のフェニックス・ライトのやりきり感もすごかった。
アニメのオープニングを見るような昂揚感があって楽しかったのですよ。
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