夜空の星屑・1

自分語り

およそ1年前の「やっちまったなぁ…」。

以下、宝塚はほぼ無関係です。
お付き合いくださる方は続きをどうぞ。

今をさかのぼること約1年前。
私はムラ行きの電車に乗っていました。

それは金曜日の夜。
土日で4公演を見ようと前乗りでムラに向かっていたのです。

チケットは3枚確保した。
が、残り1枚が見つからない。
日曜14:30の回のバウチケが欲しくて某サイト(通称・桶)に出るのを待っていたのです。

電車の中でも頻繁にサイトをチェック。
とりたててチケット難の公演ではなさそうなのになぜかこの日時はあんまり出なくてちょっと焦っておりました。

そこに1枚のチケットが譲渡希望で出されました。
即行で問い合わせる私。
慣れてない&気合い入りまくりなもんで、つい「返事タイミング=30分以内にします」などと書いてしまう。

ありがたいことにチケットは譲ってもらえることになりました。
で、受け渡しの日時を大興奮状態のままメールで打ち合せ。

そうこうしているうちに大阪に着きました。
これから乗り換えてムラに向かいます。

メールを打ちながら移動。
ホームは何番だろうな~…。

あれ?

なんかがおかしい。

私、身軽すぎないか?

ええええ、くぁwせdrftgyふじこlp;@!!(゚ロ゚屮)屮

ダッシュ。
私、キャリーバッグを持ってない!

電車だ。
早く電車に戻らなければ。
そう、早く!

焦るあまりどう考えてもギャグなことをしている私がいました。
だってそのときの私は下りエスカレーターを必死で上ろうとしていたのですから。

一度下りてまた上ってくればよさそうなものなのですがそういうわけにはいきません。
「この列車は回送列車だから乗るなよ」コールがされていて、間に合うかどうかギリギリだったの。
下までおりている時間的余裕はないと判断した結果なんです。

早くしないと行ってしまう。
早く取りに行かなければ。

むりやりエスカレーターを上りきって電車に駆け込む。
そしてこういうときに限って席が遠いんだ。
12両編成の11号車だったんです。
とりあえず電車に飛び乗り目指す車両へ。

私の席にキャリーバッグはありませんでした…。

呆然とする私。
そのとき「電車のドアが閉まります」コールが聞こえました。
呆然としてる場合じゃないとダッシュしました。
この席がまたドアから遠いんだ…。

無情にも私がたどりつく前にドアが閉まる音がしました。

ドアを引いても開きません。
もちろん叩いてもダメ。
ホームにいる人たちが「なにやってんだ」的にこちらを見ています(そりゃそうだ)。

彼らに見送られながら電車は動きはじめました。

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