
宝塚音楽学校第111期生文化祭の2月22日(土)12時と16時の公演を観てきました。
(音校生はまだ本名なので、とりあえず名前は出さずに書いておきます)
第1部 日本舞踊
文化祭の最初は日本舞踊。
娘役のソロ(とコーラス)「清く正しく美しく」に乗せての群舞ですが、毎年振付は変わります。
今年の娘役のソロは2名。
第3席と第4席の娘役さんが務めていました。
第4席の娘役さんのほうがメイン寄りなのかな。ザ・娘役な歌声でヒロインらしさもあり、雰囲気は89期OGのれみちゃんを思い出しました。
第3席の娘役さんはしっとり落ち着き系の歌声。
ほか、コーラスに男役2名と娘役4名がいます。
男役さんのうち1人は、上手くメイクすれば顔が長くない真風みたいになりそうだなぁと。
日舞のメインは名前が書かれませんが、第6席の男役さんでしたよね?(私は人の顔の判別が苦手なので……でもたぶん合ってると思う)
男役さんだけど、竹久夢二の描く美人みたいな雰囲気があるなぁ。
あと2番目くらいに目立つところに首席の男役さんもいました。
首席さんは鼻の横のほくろで非常にわかりやすい。
ふつうの美人って覚えにくいのよ……特徴的なお顔のほうが覚えやすくてありがたいわ。
予科生コーラス
12時の回と16時の回で曲が変わります。
12時の回は「合唱」「僕らはいきものだから」、16時の回は「合唱ーもうひとつのー」「僕らはいきものだから」。
1曲目はどちらも作詞・谷川俊太郎、作曲・信長貴富のものです。
優しい歌声で癒されました。
合唱のとき、予科生は2列に並ぶ。
1曲目と2曲目で前後が入れ替わるんですが、そのときに真横を向いて、隙間のない状態でスッと入れ替わるんですよね。
なんでぶつからないのか……この前後入れ替わりも芸だなと思うわ。
クラシック・ヴォーカル
毎年2曲歌いますが、性別はその年によって変わります。
今年は男役が2名でした。
1曲目はオペラ『カルメン』より「闘牛士の歌」。
目の輝きが強い男役さんでした。
2曲目はオペラ『道化師』より「衣裳をつけろ」。
この曲、文化祭の定番で、98期文化祭ではもえこも歌ってましたね。
今年歌った男役さんなんですが、すごくよかった。
歌が上手いのはもちろんなんだろうけど、芝居心が強い。クラシックの歌を聴いてるというより、芝居を見ている感じ。
かれの舞台に吸い込まれて、かれの呼吸と自分の呼吸がシンクロする感覚になりました。
こういう感覚になるのってほぼないので衝撃的でした。かれが宝塚の舞台で歌ってくれるのがすごく楽しみですわ。
ポピュラー・ヴォーカル
宝塚メドレーです。
楽曲リストは以下に。
1.アイ・ラブ・レビュー(男役3名)
2.ムーンライト・ロマンス(男役4名)
3.小さな花がひらいた~もう涙とはおさらばさ(ソロは娘役1名)
4.美麗猫(ミラキャット)(男役3名、娘役3名)
5.幸せの鐘の鳴る日(男役2名)
6.君の名を呼べば(男役・娘役各1名)
7.未来へ(男役2名)
8.水色の愛(男役・娘役各1名)
9.愛のフェニックス(男役ソロ)
10.Carnaval de Rio!!(男役5名、娘役3名)
11.ヴィエント・デ・ブエノスアイレス(娘役ソロ)
12.エル・アモール(男役1名・娘役2名)
13.愛の歌(娘役ソロ)
14.この愛よ永遠に(トリオは娘役3名、ほか全員)
2曲目に首席さんがいました。
4曲目「美麗猫」の下手の娘役さんがすごくよかったです。
視線のつけかたが色っぽくて、ちょっと星のほのかちゃんぽい感じでした。立教女学院の子かな?
合ってればA組ヒロインです。
センターの娘役さんはくらっちに似てましたね。
6曲目「君の名を呼べば」は男女でメインパートが入れ替わる歌。
ハモリがとてもきれいでした。
1曲目「アイ・ラブ・レビュー」と7曲目「未来へ」で出てきた男役さんは、メイクと表情のつけかたが上手くなればかっこよくなりそう。
プログラムに書いたアピールポイント「包容力宇宙級」に笑った。
9曲目「愛のフェニックス」は、クラシック・ヴォーカルの「仮面をつけろ」の人ですね。ここでもソロとってきた。さすが。
ここでもかれの芝居歌に呑み込まれる。面白すぎる。
ビジュアル的にはモンチとかみそまるとかを思い出す系。
11曲目「ヴィエント・デ・ブエノスアイレス」も文化祭の定番曲。
この歌を女役系で歌う人もいれば娘役系で歌う人もいますが、今年は娘役らしい歌い方。お母さんではなく、ヒロインの歌に聞こえました。
13曲目「愛の歌」の娘役さんはプリマドンナの雰囲気がありました。
14曲目の「この愛よ永遠に」は全員で。年によってはオブリガードソロが入ることがありますが、今年は娘役のトリオでした。
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