『La Voile』を見たんだ・3

2020-10-14雪組公演感想

・真彩ちゃんの1Day Special LIVE『La Voile』昼回、夜回とも楽天TVの配信で見ました。

最初に新・宝塚ホテルの外観が映り、扉が開かれてホテルの中へ。
ロビーからさらに宴会場へ……という流れで作られていて、あたかも私たちが新・宝塚ホテルへ訪れたような演出をしているのが心にくい。
そう、配信を見ている人たちはみんな新・宝塚ホテルへ集まったのよ。

・『虹の橋わたり続けて』のワンフレーズから『すみれの花咲く頃』の合間に『清く正しく美しく』を挟むような形でミュージックサロン(ではないのかな?)がスタート。
真彩ちゃんのこの上なく美しいソプラノが響き渡り、このショーの成功を確信しました。

・真彩ちゃんはサイドが白のすみれ色のドレスで、白の手袋をしています。
美しく飾られたお団子頭の横には羽根が。

『すみれ~』の途中から出てきて真彩ちゃんと絡んだ男役さんたちは、白燕尾に紫のベスト。
ああ宝塚だなぁ。

・「ようこそ皆さま」と真彩ちゃんのご挨拶。
歌声だけでなく話し声も美しい。本当に美声だわ。
新・宝塚ホテルの説明(シャンデリアは旧・宝塚ホテルから持ってきたものだとか)もありました。

共演の男役さんたちも紹介。
(共演者は綾 凰華、眞ノ宮 るい、一禾 あお、壮海 はるま ※敬称略)

ショーのタイトルがフランス語で「出帆・船出」を意味するということで、それにちなんだトークを。
昼回と夜回で少し話す内容が違いましたが、基本的には宝塚に入るきっかけみたいな感じでした。

しゃんたんはえりたんの『カナリア』である意味宝塚への期待が裏切られた、と。(元は宝塚=ドレスや燕尾、みたいなイメージだったから)
そしてえりたんの虜に……。
(芸名の「壮」の字はえりたん由来だったのか)

また、宙ベルばらの全ツ朝夏フェルゼン編を1列目で見て放心状態になったという話も。

はいちゃんは、東京公演でだったか、1階1列3番の席が当たって『エキサイター!!』でえりたんのファンになったという話を。
(MS組に2人もえりたんファンがいるとは!)

また、学校に宝塚を真似する部活があったという話もしてくれました。
うーむ、さすがぽんじょ。
黒燕尾とかも手づから作っていたらしい。(なのでお衣装部さんを本気で尊敬する)

いちかくんは、ピアノの先生に湖月フェルゼンのDVDを借りたのがきっかけ。
黒燕尾ナンバーが憧れなんだそう。

あやなちゃんは宝塚生まれの宝塚育ち。
だから小さなときから宝塚に触れていたのですよね。
でも、自分から初めて興味を持ったのはオサさんの『エリザベート』。
「100万人動員おめでとう」の雰囲気に興味をもって立見をした。
オサトートがシシィに振られて「ガーン」となったところで自分にもガーンと衝撃がきた、みたいな感じだったかな。

・さて真彩ちゃん。
ここでいきなり歌が入ります。
雪組大劇場公演『スサノオ』の、キムが演じてたアメノウズメの歌です。

帰りの電車でアメノウズメの「私って男だと思う、女だと思う?」が頭の中をぐるぐる、口癖に(笑)。
「あの人は男だったんだろうか、女だったんだろうか」とときめいていたそうな。
ときめき方がまた面白い。さすがの真彩ちゃんである。

・で、音校受験ですよ。
最初は男役で受験したものの不合格。
背が高くないのに男役リーゼントだったためか、ハリーに鼻で笑われたらしい。

2度目の受験は娘役ですが、ここでまたいきなり小芝居が入るのがさすがである。
受験番号を高らかに言う真彩ちゃんの横では男役さんたちもストレッチなどして音校受験生のまねを。まさかの可愛い事態発生。

・で、噂の「松島音頭」ですよ。
めっちゃ上手かった。
「これを歌えば受かるかもしれない」と思った真彩ちゃんは正しい。こんな難しそうなもの、なかなか歌えまい。
伝説の歌を聴けて嬉しかったです。

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