今作、本編も面白かったのですが、フィナーレがまた神がかって素敵でした。
・フィナーレの最初はくらげちゃんをセンターにした娘役ダンス。
宝塚屈指の娘役ダンサーのくらげちゃんが芯を取って踊ります。
強く美しくしなやか。
ほんとうにきれいでかっこいい。
私はトップ娘役やヒロインがデュエットダンスしか出番がないと不満なんだけど、こうして見せ場があると本当に嬉しい。
(ちゃぴのトップ娘役時代とか、本当に不満だった! 彼女がダンサーなだけに余計に)
これは、「娘役」がちゃんと能力に応じて正当に扱われていることと、単純に「美しいものを見たい」という気持ちを充足させてくれることの2つの面で嬉しいのです。
2匹のウサギ・こありちゃんと詩ちづるちゃんもちょっとした見せ場貰ってたような。
彼女らも可愛かったですね。
・娘役ダンスからちなうみのデュエットダンスへの流れもきれい。
ちなつの包容力と、くらげちゃんの娘役ダンサーとしての寄り添い方がとても良い効果を生んでいる。
前回の大劇場公演IAFAで夫婦役だったこともあってか、息もぴったり合っている。
研14と研9の2人だから、大人の余裕を感じさせる。
大人っぽいカップルを宝塚で見ることってあまりなくて……その点でもとても良かった。
振付には本編での2人の芝居を踏襲しているところもあって洒落てました。
リフトが2回。
どちらも娘役を持ち上げてぐるぐる回すようなタイプではない、ちょっと珍しい形のものでした。
・黒燕尾の男役さんたちが出てきてもくらげちゃんはしばらく踊っている。
くらげちゃんの扱い、いいなぁ。
でもヒロインなら、いつでもこのくらいの扱いをしてあげてほしい。(ダンサーでない場合は除く)
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