月組シアタードラマシティ公演『出島小宇宙戦争』初日(2月8日(土)15時)と、2月9日(日)12時公演を観てきました。
・るうちゃん=タダタカがナイスな爺であった。
伊能忠敬をベースにしたかと思いきやほぼオリキャラの、ちなつ=カゲヤスの師匠です。
子供たち(=カゲヤス、リンゾウ)に天文学を教えつつ、体力づくりと称して喧嘩をさせる。
(殴りこみの人を呼んである周到さ)
それを肴に酒を飲む。いい性格してます。
でもピュア。
くらげちゃん演じるカグヤさんにベタ惚れ。
年齢関係なく、身も世もなく(ってほどみっともないことはしませんが)恋をするのっていいよな。
私も将来こうなりたいと思うような爺であった。
カゲヤスたちで遊びつつ、ちゃんと師匠として見守り、いろんなものを心に残していくのがいい。
・るうちゃんとくらげちゃんとちなつの三角関係(ただしくらげちゃんがちなつと出会ったときは、るうちゃんはすでに死んでる)で、時間を超えた三角関係というのもロマンだわ。
・カグヤ=くらげちゃんがちゃんとタダタカを思い続けてるのが泣ける。
・死んでるのにめちゃくちゃ出てくるるうちゃんタダタカ。
生きてる人より出番多くないか?
・くらげちゃん=カグヤの別名・タキはシーボルトの妻の名だが、別に今作では関係ないらしい。
(元遊女だけど、シーボルトには身も心も許してないらしいから)
派手な遊女風衣装で出てきて、日傘は実は……という登場も素敵。
ダンス上手いわぁ。
可愛さとキレイさと色気、大人っぽさ、コケティッシュなところがすべてそろってる。
地図を手に入れようとするところでは女怪盗風の色っぽい洋服で、これまた美しい。
「かぐや姫」を思わせる名前で、2人の男に想われる役どころだから、美しくないと説得力がなくなるからね。
くらげちゃんの美しさと舞台技術に、彼女がヒロインでよかったと思います。
タダタカへの想いも、カゲヤスとの距離の縮め方もとても自然。すんなり、カグヤの気持ちが伝わってくるようでした。
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