『A Fairy Tale －青い薔薇の精－』中継を見たんだ
花組東京千秋楽『A Fairy Tale －青い薔薇の精－』のライブ中継を地元映画館で見ました。
みりおと、花組のきれいなお姉さまたちの最後の日。
遠くながら、きちんと見送れるのは嬉しいかぎりです。
田舎なのでLVをやる映画館は1館だけ、そしておそらく1部屋だけ。
とはいえ、一番大きな部屋です。
ふだんはいったいどこに棲息してるんだ？と思う地方のヅカファン大集結です。それだけでちょっと楽しい。
さて、ひさびさの青薔薇。
しょっぱな、乳母たちの「A Fairy Tale♪」の歌から感動。ちゃんと一人ずつ追ってくれるもんね。
劇場だとどの人が歌ってるのか瞬時に判別できなくて見逃してたから……。
基本的には「舞台はナマ観劇」派ですが、映像には映像のありがたさがある。
・みりおは画面越しにも麗しかった。
青い薔薇のスーツ……というツッコミも入れられないほどの耽美さでした。
特にエリュが呪われた存在になったときのせり上がりはぞくぞくしました。
・かれーちゃんのお芝居はやっぱり好きだな、というのを再確認。
かれーちゃんには、「なんであんな顔してて芝居うまいのよ！！！」という謎の叫びを上げたくなる。
あの派手で華やかな顔に、「内面をとりたてて磨かなくてもよゆーで生きていけます」的な偏見を覚えてしまうのですよ。
それなのに、バリバリにお芝居できるってなにごと！？ どこでそんな内面を身につけたの！？ ねぇ！！
ハーヴィーがマシューに紅茶を淹れてもらったあと、妖精が出てきての慌てぶりが記憶よりもパワーアップ。
ほんとにカップを落とすんじゃないかと思ってひやひやしたわ。
・華ちゃんのシャーロットも、性根の頑固さがパワーアップ。
結婚相手がまず悪いが、幸せになるのも難しそうだな……というのに納得してしまう。
汚染された街中の屋敷で笑い出したときには、シャーロットはこのまま狂うのかと。
華ちゃんのシャーロットでは、寄宿学校に入ったころが一番好きだ。
可憐、そして透明感がすごい。
生身だけど生身じゃない、硝子でできたような少女。
あくまで私観だけど、娘役トップになによりも必要なのは抜きんでた透明感やフェアリー感だと思ってるんですよ。
華ちゃんにはそれがある。
歌やダンスはさておき、芝居ができることと透明感をもって、華ちゃんはトップ娘役にふさわしいと思うのよ。
（何作やるかにもよるけど……）
