『はばたけ黄金の翼よ』感想・１

雪組全国ツアー公演『はばたけ黄金の翼よ』梅田公演を観てきました。
とりあえず11月9日（土）12時と16時半の回を。運よくサバキ出てたからダブルできた！！

前評判がどうも……だったのでさほど期待せず観たんですが、面白かったです。

ただし
「さすが昔の少女漫画！！」
「さすが30年前のタカラヅカ！！」
と笑いがこみ上がる感じ。
とってもレトロ、つっこみどころ満載、音楽がことごとく寺田先生っぽい！！
登場シーンのジャジャーンとか、やたらに高笑いするのぞさんとか、ほんと面白かった。ネタ的に。

あとのぞさんに対して愛憎が濃すぎるあーさ＆ひらめ兄妹な！
（役名で書け）
君ら、ずっとだいもんのことしか考えてないな！　いっそ面白いよ！

そして真彩ちゃん。
会ったこともない父親に対して思うことがあったんじゃないのか！？それなのに「お父様の仇」なのか！？
ついでにお兄ちゃんにも1回しか会ったことなかったんだろう、それなのに信頼しすぎぃぃぃ。

と、本気でつっこまずにいられないのだが、それでもムカつかないのはクラリーチェを演じてる真彩ちゃんが「大昔の少女マンガのヒロインですっ☆」と出てきているからだ。
現在のミュージカルや演劇だったら怒ったかもしれんが、「昔の少女マンガやタカラヅカってこんなよね～」という心構えで観てるから心穏やかなんである。
（このへん、谷作品をみるときの心構えと近い）

思いのほか全力で楽しめて良い作品でした。
ネタ的に……の部分は確実にあるけど。