『ささら笹舟』を見たんだ・3

2021-02-11雪組公演感想,雪組,専科

・専科さんの多い公演でした。

汝鳥さんは明智家の家老、溝尾。
かしちゃん演じる光秀や妻木にも厳しく当たる人物。お家再興のためだから、仕方ないのだけどね。
厳しくも愛のある溝尾でした。

・信長はチャルさん。このころからぬらっとしてたのねぇ。
濃さやエグみがしっくりきてました。
チャルさんが暴力振るう場面って、なんかのプレイっぽさがあるよね……。

・しっくりきてるといえば、秀吉のマヤさんも。
飄々として抜け目のない猿っぷりから、信長亡きあとの覚醒したような怖さまで。
秀吉がずっと内に秘めていた炎が見えました。

ほかに、光秀の養母で自ら人質になる尼さん役に舞千鶴さん、お公家さん(武家伝奏)の役でヨネちゃんが出ておられました。

・当時は雪組生だったのねぇ…な枠でまりえったさん。(私が観始めたころには宙組生だったので)
お懐かしい……そしてこのころから芝居上手いなぁ。
舞台をピシッと締めてくれる。

・お懐かしい方として、ハマコ先生。大好きだったわ。
当時研8ですか。
歌も芝居も不安がなくて、ずっと首席だったのは伊達じゃない。

・のちの雪組トップ、キムも出てる。
当時は研3かな? 若い!
お化粧はまだまだだけど、スッとしててきれい。
将来トップになる人が持ち合わせてる華がある。

・主人公で3役演じたかしちゃん(妻木/光秀/僧)。
なんといってもきれいっ。
まさに雪組の御曹司。

セリフ回しなどで技術的にはまだまだ拙い部分も感じられたけれど、日本物の雪組らしい落ち着きと、若々しい美しさがありました。
拙い部分があったとはいえ、まず3役をきちんと演じ分けてること自体がすごいよね。

当時のことは知りませんが、ナマで観てたら「雪組の将来は安泰じゃあ」と思ったんだろうなぁ。

・ヒロインで光秀の妻・熙子役には元雪組トップ娘役のまひるちゃん。
上手いなぁ、きれいだなぁ。
素敵なヒロインぶりでした。

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