みりおの横浜アリーナ公演「RIO ASUMI SUPER TIME@045 『恋スルARENA』」を地元映画館で見ました。
平日に横浜まで行くのはキツい……!
小公演はウチの地元館では中継されないのが常なんだけど(ほら、どうしても田舎だしね)、みりおコンは中継されるってのにびっくりだよ。
さすがみりお様だ。
まずは雑感。
みりおの体力がすごかったですね。
走る走る走る。
歌って踊って走り回る。
たった2日間、3公演だけとはいえ体力オバケだなあ。
プログラムにサイトー先生が「ソフトな面持ちの歌劇きっての”麗人”はそのヴィジュアルに反しとても負けず嫌いでストイックな性格です。」と評していました。
そのストイックさが、この舞台につながったのでしょう。
ストイックさと同時に、自由さも感じました。
今やみりおは、自由に舞台で楽しめるようになったのだなぁ……と感慨深く、喜ばしい気持ちになりました。
「娘役にしたいのか?」と劇団の気持ちをうかがいたくなった月組若手時代。
まさみりで競わされて、さらに”準トップスター”という特殊な人事のただなかにいた月組時代。
人気・実力を備えた同期のだいもんがいるところに横入りするような形でもあった花組組替え直後。
動員を問われ責任も重くなる花組トップ時代。
みりおはフェアリーのような、少年のような、少女のようなビジュアルで、人事面での重責を背負ってきました。
宝塚の内部事情には詳しくない私にも、ちらほらと大変そうな噂が聞こえてくるほど。
(あまり真に受けすぎてもいけないと思うので、話半分に聞くべき噂として心中にとどめていますが)
かつてみりおはアイドル的ビジュアルと同時に「芝居の人」というイメージもありました。
逆にいえば ”ちょっとショーが弱い” です。
歌がどうとかダンスがどうとかいう話じゃなくて(どちらもちゃんと上手いと思います)、押し出しとか圧とかの問題ですね。まじめさ、ストイックさが裏目に出ているというか……。
特に花組トップとして、しかもザ・ショースターだった蘭寿さんの後任としては、ショーの弱さは感じずにいられませんでした。
そんな風にいろいろと真面目で大変だったみりおが、横アリを埋めて自在に歌い踊っているということ自体に感動せざるを得ません。
ニューヒロイン・華ちゃんを4人目の相手役に迎えて、彼女を「花組のトップ娘役として育てる!!」という意識はあまりなさそうで(笑)、その手の責任感は横に置いといた感じのみりお。
ただこの横浜アリーナ公演を成功させ、お客様を楽しませ、自分も楽しむ!!という印象でした。
みりおが舞台を楽しんでくれていたことが嬉しい。
(中継だけど)みんなでみりおの誕生日を祝えたことが嬉しい。
いろんなJ-pop曲を聞けて、大運動会の鬱屈も晴らせて、女装も見れたことが嬉しい。
嬉しい嬉しい公演でした。
コメント