『20世紀号に乗って』感想・3
雪組東急シアターオーブ公演『20世紀号に乗って』の感想の続き。
・医師・ジョンソンあすくんの首振りは笑いをかっさらってましたね。
言われたままに首を振ってるだけなんだけど、まじめで一生懸命で可哀想なのがなんともいえないのな。
芝居中、笑いどころはたくさんあったけど、あすくんのが一番面白かったし、客席も沸いてた印象。
(しかし『オーシャンズ11』の医者も「ジョンソン」で、ジョンソンという名前の医師は面白いことになる運命なのかと)
・車掌・フラナガンの翔くんはきれいでかっこよかった。
ともすれば脇の地味な役になりそうなところ、ちゃんと主要役に見せたのは翔くんの持つ華によるものかと。
ポーター4人組をびしっと束ねて、いい仕事してました。
・ポーターたちはタップや歌に大忙し。
『20世紀号に乗って』のリズムそのもののように働く。
一人一人のキャラが立つような役ではないけれど、求められた役目をきっちり果たし、ブロードウェイの香りを届けてくれました。
・上品な老婦人をさせたらNO1のおいちさんのはじけた演技。
小さな電車に乗って笛を吹いてるところ、最高だった。
いやー、あんなにおいちさんが活躍するなんて思わなかった。
勝手に年齢を計算して「こんなに動いて大丈夫!?」と心配にもなったんだけど、フェアリーに年齢はないんだっけ。
小さいおばあちゃんがよたよたしながらべしっとステッカーを貼りまくってるのが可愛い。
本専科のおばあちゃん役がめちゃくちゃ大きな役で、役目だけじゃなく出番も多いあたりがブロードウェイミュージカルだった。
個人的に、本来の役目以上にハッタリを利かせてやりすぎてる人が好きじゃないので(我が見えすぎるとちょっとね)、おいちさんが演じてくれてよかったよ。
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