星全ツ『ESTRELLAS』感想・２
全国ツアー公演なので、本公演に比べて大幅に人数が減っています。
しかし人数が減ってもそれを感じさせない密度のある舞台でした。
出演者全員の努力はもちろんあるでしょうが、一番大きいのは主演・こっちゃんの実力と気迫によるものでしょう。
こっちゃんは体格には恵まれていないものの、ハイレベルで歌えて踊れる男役。
歌と踊りそれぞれはもちろん、歌いながら踊ったり、踊ったあとすぐに歌ったりしても全然ブレないのがすごい。
こええわー、体力オバケか君は！
普通もっと息が上がったりさぁ……あるだろうよ！
・プロローグは本公演と同じく板付。
センターこっちゃんに、とりどりの娘役が絡む。
娘役の中心ははるこ。
主演より上級生の娘役がヒロイン格を務めるという異例の状況ではあるんですが、はるこが「真ん中」というのはほんとに嬉しい。
ダンス上手いしさ、娘役芸あるしさ、サイズ的にもこっちゃんと合うし。
あとどんなに上手くてもヒロインに見えない人が真ん中にいるのは勘弁なんですが、はるこはほんとに老けないな。美人だわぁぁぁぁ。
下級生・こっちゃんの横にすっと寄り添う姿がきれいでしみじみと泣けてきます。
これまで頑張ってきてよかったねぇ。
・プロローグの総踊りは客席下りあり。
きちんと覚えてないけど、２・３階席への配慮（本舞台にジェンヌさんを残す）はあったと思う。
・「星組と宙組の親和性が高い」と言う人がいたのですが、愛ちゃんのなじみっぷりに納得しました。
星組と宙組はカラーが違うけど、なぜかしっくりくる。いい化学変化が起きる。
（かいちゃん、真風はもちろん、キキちゃんだって昔は星組だった）
愛ちゃんのナルシスティックなキザリ、スタイル、とてもかっこよかったわ。
こっちゃんといい補完関係にある。
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