星全ツ『アルジェの男』感想・1
星組全国ツアー公演『アルジェの男』梅田初日を観てきました。
5月4日(土)15時30分の回です。
めっちゃ楽しかったです。
芝居ができる人がそろってるっていいね!
・こっちゃんのジュリアンはとにかく声がよすぎ。
声がよすぎて声に酔う。
歌もだし、セリフももちろん。いい声でいい芝居してくれるからたまらない。
アルジェリア時代のサビーヌのたらし方、色気があってよかったです。
しかし最初の赤いジャケットは似合ってないと思うの。あの似合わなさが、本来の真面目さを暗に示している……のか?
ジャックほどじゃなくてもジュリアンもほんとひどい男。
だけど結局は顔がいいのと(あ、どストライクじゃないだけでこっちゃんの顔は好きです)、最終的にすべてを捨ててサビーヌを取ろうとしたところで許せてしまうんだよね。
・専科からご降臨の2番手・愛ちゃんがジャック。
ジャック、ほんとにクズでした。
クズ過ぎて「愛ちゃん、ほんとこういう役が似合うな!最高!!」と心の中で叫ばずにいられませんでした。
愛ちゃんは役柄が濃ければ濃いほどハマるのか。本人は二枚目志向なイメージなんだけどなぁ。
愛ちゃんのジャックほんとーにどうしようもない男で、でも体格よくて迫力あって、だからジュリアンが対抗しきれない感じがわかる。
ネチネチしてるのよねー。蛇っぽい。
愛ちゃんの当たり役リストがまた更新されたんじゃないでしょうか。
・ヒロイン・サビーヌ役には、異例(といってもいいよね?)の上級生娘役、はるこが配されました。
この配役、ほんと神がかってると思うわ。
芝居うまいしダンスうまいし美人だし、大人だし、こっちゃんとの体格のバランスまでいい。
(でも私の記憶の中のサビーヌが、月本公まりもちゃんと月新公ちゃぴなもので、「ちっさ!!!」と思わずにいられなかったり……)
歌も頑張った。
サビーヌは美しくて哀しい大人の女性。
出世するジュリアンを愛をもって送り出すも、寂しさの中でクズなジャックとつきあってしまう。
このどうしようもなさが泣けるよね。
「そんなクズ、切れよ!」とも思うけど、ジャックはDV野郎ですんなり別れてくれないだろうし、パリで寂しいのも本当だし……。
マルトの店でのダンスは記憶にある月組公演のものとは違った。
詳しい振りは覚えてないけど、男役数人の上を転がっていくところがなかった。
全ツだからどんなものかと思ったけど、生腹もごちそうさまでした。
(でも私の記憶の中のサビーヌが、月本公まりもちゃんと月新公ちゃぴなもので、「お腹が割れてない」と思わずにいられなかったり……)
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