仙名ちゃんサヨナラショー・5

2021-01-31花組

宝塚大劇場での、仙名ちゃんの千秋楽の話の続き。
覚えている限りで。(でもいろいろ不確かな部分があります)

・退団者は紋付きに緑の袴で最後の大階段を下りてご挨拶をします。
ただし研4以下は大階段を下りず、袖から出てくるという決まりがあるのですよね。
よって、りんかもねちゃんは舞台袖からの登場でした。

「初舞台の時と同じ景色を見ています。4年間育ててくださりありがとうございました」

そんなことを言っていたと思います。
初舞台のときとは観客の表情は違うでしょうが、スポットライトに照らされて見る客席は、きっと美しかったことでしょう。

・たまごちゃんは本当に幸せそうで……。
ピンクの似合う娘役で、花娘らしい愛らしさに溢れていました。

・るかくんは風貌を裏切る男役らしい声をしていました。
若いと思っていても97期、研8(当時)、新公も卒業している。
宝塚で過ごした年月を感じました。

・べーちゃんは在団時の歴代トップ、トップ娘役の名を挙げました。
いずれも尊敬していた、と。
そして「この舞台に命を懸けていました」と。

べーちゃんのほわほわした雰囲気と、中に見える芯の強さ、芝居が好きだったわ。

・じゅりあちゃんはひたすら「東京公演に向けて」と気持ちを引き締めるかのような挨拶。
髪飾りもなく、花束もさほど数多くはない赤いバラを金のリボンで束ねたもの。
学年と「副組長」という経歴からすれば異例なほどの簡素さでした。

同期からのお花はふみかさんからでした。

・大劇場の千秋楽は3月11日。
宮城県名取市出身の仙名ちゃんには特別な日です。

8年前の311に触れ、「各地で追悼行事が行われる中、退団の祝福をいただくことには葛藤もあります」と言っていました。
退団の日が3月11日になったのは偶然でしょうが、それでも運命的なものを感じます。

仙名ちゃんは最後のご挨拶でも盛り上げてくる。
「明日海さんのお隣に立たせて頂いて、人生が180度……いえ720度くらい変わりました!!!」
だから720度変わったら元に戻っちゃうじゃんww

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