みりお退団会見

2021-02-02花組

昨日みりおの退団が発表され、今日退団会見が行われました。

各社記事を出してますが、ざっと見て一番詳しかったのは産経かな。 →コレ

同時期、4月28日付で卒業する相手役の仙名彩世(せんな・あやせ)から、退団の相談を受けた。そこで仙名を見送ってから退団する意志を固めた。「2人一緒に退団を、と思うファンの方もいると思う。でも私は本当にお世話になったので」と言って涙で声を詰まらせる。「これまで隣で私を支えてくれた娘役さんたちのように、主役としてサヨナラショーで輝いたお姫様として見送りたかった。その姿を見られて、うれしかったです」

大劇場千秋楽の仙名ちゃんは、まさにお姫様だった。
同時退団という形式にも美しさがあるけれど、「真ん中」で輝く娘役の姿には格別の美しさがある。
キャリアと功績に応じた場が与えられるのは、特別なファンでなくても嬉しい。

月組の準トップ時代、役替わりで大劇場公演に主演。「ひとつの作品をいろいろな角度から掘り下げることができた。あのとき頑張れたから、少々のことは大丈夫だという根性がついた」と話す。同時に、自身がトップとなって当時トップの龍の偉大さをあらためて感じ、「本当に感謝しています」と話した。

準トップ時代――たしかにそんな時代もあったなぁ。
あのころは、こんなにも大きなトップになるとは思わなかった。

技術だけでなく、存在感が大きくなった。

花組トップとして経験した“小さなつらい出来事”は「すべて次の舞台へとつながり、今の自分になっている」と言い切った。大きな転機は25年の組替え。「育った月組を離れるのは本当につらかった」と声を震わせ、涙を落とした。が、すぐに「花組に来られて、花組の男役となって、花組のトップとして恥ずかしい舞台人になるんだぞ、と思って頑張れたことは…」。再び涙をぬぐい、天を仰ぎながら、「私の宝塚人生で一番幸せなことだったと思います」と語った。

「恥ずかしい舞台人」はさすがに「恥ずかしくない舞台人」の間違いかと思いますが……。

辛いこともあったけれど、それも幸せなことにつながっていったと。
そういう言葉を聞けて嬉しい。

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