●演劇A組の感想の続き。
A組の主役は一三翁の玄孫さん。
まずはきれい。
かれが纏うノーブルな雰囲気は、貴族の若者としての説得力があると同時に、宝塚の男役が持つべき気品として映る。得難い資質だわ。
芝居はまぁまぁ。めっちゃ上手い!という感じではないが、ふつうにできる。
今はほどほどでも、なんとなく伸びしろはありそう。
マサツカ芝居だからか、「この間じゃないのよねぇ」と思うところもあったけど、組む相手にもよるよね。
・――そんなことを思ったのは、2番手さんがあんまり芝居うまくない感じだったからだ。
セリフの声がいまいち、間もあんまりよくない。見た目は悪くないんだけど……。
将来に期待(雑なまとめ)。
・A組ヒロインは今年の首席娘役さん。
小顔。見た目もふつうにきれい。
イサベルはマサツカ芝居のヒロインだから、間が命の芝居を求められる。音校生にはめっちゃハードル高い役だ。
で、実際「この役、むつかしいよねぇ……」という感想を持った。
決してヘタではないんだけど。
フランシスコに「私、ついてくから!」と怒ってるところはよかった。
・A組の中で、ロベルト以外で印象に残ったのは、クリストフとギデオン。
クリストフだけでなく、フランス兵のメンバー(悪役寄り)は全体に男役としての声がよかった。
ギデオンは最後のほうでちょっと出てくる役なんだけど、鮮烈。
声がいい。めちゃくちゃいい。
セリフの数も多くないのにガシっとつかんでくる。
顔とかそんなにまじまじと見てないけど、雰囲気がかっこよかった。
このギデオンの人が105期男役の二押しでしょうか。
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